自宅サーバーを5ヵ月運用した話

はじめに

ご存知の方も多いと思いますが、自宅サーバーという世界。
世の中、クラウドだのVPSだのとあらゆるサービスがあるにもかかわらず、敢えて自宅でサーバーを構築、運用するという酔狂な高尚な趣味です。このディープな世界にただの初心者が潜り込み、5ヵ月ほど経ちましたので感想を記したいと思います。

動機

ネットワークの勉強をしたかった、以上です。

構成

その辺に転がっていたPCを利用したので大したことはありませんが、初期費用が掛からなかったのは嬉しい点です。

〇 富士通 ESPRIMO D522/KX
<CPU> Intel Celeron G1840 (2.80GHz)
⇒Intel Core i3-4130 (3.40GHz)
<RAM> 2GB×2 (Kingston製+Panrum製)
⇒4GB×2 (Samsung製)
<ROM> WDS WD5000AAKX (500GB)
<OS> CentOS 7

変更履歴
2020年5月20日 : RAM交換
2020年11月13日 : CPU交換

OSの選定ですが、特に迷わずCentOSを採用しました。大学で触ったことのあるディストリビューションですし、ネット上に先人たちの知恵が豊富にあることも採用した理由です。2019年9月ごろにCentOS 8がリリースされているようですが、今回は7を利用しています。素人ですので、ある程度リリースから時間の経った環境の方がトラブルの際対処策が検索出来て便利です。今から組み直すなら、8でもいいかな……。

用途

「サーバーといえばこれ」みたいな代表的な用途でしか使っていません。しかもほぼWebサーバーのみの利用です。
 ・メールサーバー : Postfix + Dovecot
 ・Webサーバー : Apache
 ・ファイルサーバー : Samba
 ・内向きDNSサーバー : BIND
 ・マイクラサーバー (普段は停止中)

運用して感じたメリット

「話のタネができる」
正直これに尽きます。「自宅でサーバーやってるんですよ」という話題は (分かる人とは) それなりに盛り上がりますし、自分でも凄いことをしているという謎の充実感が得られます。本当は大したことをしていないのに……。

運用して感じたデメリット

△ 火災のリスクが怖い
「自宅サーバー」で検索すると、誰しもが火災のリスクで脅してきます。一応デスクトップパソコンで構築しているので、そこまで心配することもないと思うのですが、脅されると怖くなってしまいます。今のところ家は燃えていません。

△ セキュリティ面が不安
全ての設定を自分で行うことになりますので、やはりセキュリティ面は不安になります。たぶん玄人はポイントを押さえて適切な管理ができるのでしょうが、どうしても素人なので自分のやっていることが合っているのか、設定がきちんと反映されているのか確証が持てません。

△ 特に安上がりというわけではない
これもよく指摘される点です。富士通のHPから消費電力を50Wとして計算すると、1ヵ月だいたい800円になります。正確な値ではありませんが、1000円以下でもVPSがレンタルできることを考えると、特別安いというわけではありません。しかも本格的に自宅サーバーをやろうと思ったら固定IP代も掛かるので(私はDDNSを利用しています)、合計すれば良いサーバーをレンタルできると思います。ハードの故障や火災のリスクを考えると、むしろ高いとまで言えるのではないでしょうか。

まとめ

数々のデメリットを抱えながら、なぜ自宅サーバーを運用するのか。それは自宅サーバーに「ロマン」を感じているからです。デメリットをつらつらと書きましたが、「そんなもん知るか!俺は宅鯖をやりたいんだ!」という気持ちで運用しています。火災のリスクはたしかに怖いですが、ハードを更新するのも実はワクワクするところです。私のような機械好きにとって、故障やトラブルは楽しいネタの1つだったりします。お金はかかりますが、趣味ってそういうものではないでしょうか。
自宅サーバーのオススメ度ですが、単にネットワークの勉強をしたいだけならVPSを借りたほうが幸せになれると思います。「機械が好きな人」はハード面もいじれる自宅サーバーはおすすめです。「ぼくのかんがえたさいきょうのサーバー」を作りたいという酔狂な人は、今すぐ自宅サーバーをはじめましょう! 私のような素人でも毎日に楽しく保守運用をしていますので、良い趣味になると思います。

それではまた。

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