TS530の送受切り替え不良への対処

 TS530の送受切り替え不良を簡単に修理しました。症状としては、送信状態から受信状態に戻す際、上手く切り替わらずに「SEND」のままになります。

 ネットで情報を調べたところ、不調の原因は送受切り替えを担うリレーの接点不良ということが分かりました。この機種や兄弟機のTS830では鉄板のようです。接点不良ということで、本当は該当リレーの接点をヤスリで磨きたいところですが、基板に付いたままでは作業が難しそうなので、接点洗浄剤を吹きかけることにしました。再発する可能性がありますが、リレーを取り外すリスクに比べたら軽いものです(再発したらまた吹きかければ良いかなと)。

送受切り替えを担うリレー

 問題のリレーはIF基板上に付いています。リグの上蓋を取るだけでアクセスできるので非常に楽でした。リレーには保護ケースが付いているので、プライヤーで挟みながら慎重に外しました。あとは接点洗浄剤を吹き付けて完了です。

 蓋を戻して動作確認をしましたが、送受切り替えが問題なく行われるようになりました。ついでに、電源投入後にSメーターが振り切れる現象も収まっています(関係あるのかは不明です)。送受切り替えが上手く行かないと、特にCWではコールサインや交信内容を落としてしまう可能性があるので、簡単な作業で調子が戻り本当に良かったです。

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