RTTY用インターフェイスの製作
CQ WW RTTYコンテストに参加してから、すっかりRTTYの魅力に取り憑かれてしまいました。前回はAFSK方式でRTTYを運用しましたが、今回インターフェイスを自作し、FSK方式による運用を行いました。
FSK方式でRTTYを運用するメリットとしては、
・簡単に綺麗な電波を送信できる
・リグのRTTYモードを使用するため、快適な運用ができる (RTTY用の内蔵フィルターを使えたり、周波数を直読できたりします)
などがあるそうです。大きなデメリットは無いようなので、リグがFSKに対応しており、インターフェイスさえ手に入れられればこちら一択になるのでしょうか。
さて、今回自作したインターフェイスですが、IC7000の取扱説明書にあったものをそのまま実装したので回路図は省略します。
PCとの接続はFT232RLなどを使ってUSB化しようか悩んだのですが、サクッと作るためにD-sub 9ピンを使用しました。金属ケースの加工のため、人生初のハンドニブラを使ったのですがあまりの快適さに感動しました。綺麗に素早く加工できてFBです。やはり道具は大事……。
リグとインターフェイスをつなぐケーブルは着脱式としました。現在のメインリグのACC端子は8ピンのDIN端子になっていますが、最近のICOM機は13ピンです。今後無線機を買い替えても使えるよう、簡単に対応できる構造としました (新しいリグならUSBケーブルだけで運用できる気もしますが……)。
JARTS RTTYコンテスト参加
図ったかのようなタイミングでRTTYコンテストが開催されていることを知り、早速自作インターフェイスを使用してみました。若干のミスこそありましたが、納得の行く出来栄えです。AFSKと違い、過入力に気を遣わなくて良いのは本当に楽でした。
N1MMでのRTTY運用も無事に成功し、ローバンドを中心に聞こえた局を呼び回りました。やはりRTTYは運用者の技量も必要とされ、本当に楽しいです。FSK方式で運用できるようになったので、RTTYも積極的に運用していきたいと思います!
コンテストで交信いただいた皆さま、ありがとうございました!